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2016.03.10東日本大震災あれから5年私の想い

カテゴリ:日々の出来事

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おはようございます。

今朝の青森市内の朝の新たな積雪は
2cm前後の雪が積もりました。
寒い日は今日と明日までです。
あさって以降は、当分最高気温が
10℃前後という日が続きそうです。

やっと春の足音が少しづつですが
聞こえてきそうです。
あと数日のしんぼうみたいです。
皆様のお住いの地域はいかがでしょうか?


あれから5年という月日が流れました。
私にとっての5年はあっという間でした。

さて、今日3月11日は、私にとって、いや皆さんに
とっても忘れる事のできない日の方も少なくないと
おもいます。

私もあの日を境に人生の再チャレンジと言う
チャンスを与えられたのではないかと思います。

2011年 (平成23年) 3月11日金曜日 午後2時46分

あの日、当時リサイクルショップをオープンして
数か月たった頃でした。

ショップに新たに販売する商品の動作確認や商品の
クリーニングなどを時間に追われながら作業を
していました。

店内にはパンのいい匂いがしていた。
なぜかというとホームベーカリーの動作確認の為
パンを焼いているからだった。

店内にいたお客さんんもいい匂いだと
家にホームベーカリがあれば
パンを楽しめるねと言い別のホームベーカリーを
購入して店を出た直後だった。

急に店内がグラつきショップの棚も大きく揺れ
商品と商品がぶつかりガチャガチャと音がして
長い時間ゆれ私達は商品の陳列している棚が
倒れない様に必死で押さえていました。

地震が数分間続きようやく収まったとたんです。
今回の地震は異常に長かった。
しかも揺れがたて揺れで地面が波打つのが
よく分かった。
しけた海で船に乗っている感覚とよく似ていた。

長い地震もようやく収まりふと我にかえり
電気がきれている事にきずきました。

電線が切れたのか?それともブレーカーが
落ちたのかと思い見に行ったがブレーカーは
問題が無かった。

ふと、外の通りを見ると車の渋滞が出来ていた。
渋滞の先を見ると交差点の信号機の
明かりも消えていて渋滞していたのだった。

お蔭さまで店内の商品は、時が止まったまま
動かないボンボン時計が壁から落ちていただけで
被害という被害は全くなかった。

私と妻は思わず壊れて時が止まったままだった
時計が動き出しボ~ン・ボ~ンと鳴った
請われた時計が柱から落ちた衝撃で直った事に
顔を見合わせ思わず大笑いしました。

互いに家にいる母の身が心配になり
妻が電話を入れると自宅も問題が無いと言う事でした。

ただ、電気が止まりストーブが付けられないから
寒いと言っていたと妻から聞きました。

この頃です。
携帯のテレビで見たあの衝撃的映像・・・・




 

大津波に家が流され車も流された。
人も真っ黒な水にのみこまれそうになり
恐怖の3・11がはじまったのです。

 

人々は津波から逃げまどい
少しでも真っ黒な水から逃げようと
少しでも髙い所髙い所へと逃げる人や

津波にのまれる人を携帯の小さな画面で
見て・・・・わーと叫び、本当に現実なのか?
これは映画のワンシーンでは無いのか?と
何回も心の中で思いました。

ショップにいて1時間たっても電気の復旧も無く
これはとんでもない事が起きた!!と確信した。

私は、ふと六ヶ所のリサイクル
核貯蔵施設は大丈夫なのか?

万が一の時は、30K圏内に私の住む家も
入る恐れがあるかもと、万が一の時、
非難は弘前の実家になど、
ほんの短時間で色々な事を考えました。

もし、このまま停電が長引いても
年老いた母や娘達が寒さに震えなくても
過ごせる様にしなくてはと思い
店内に展示していた石油ストーブ2台を車に積み
込んでいた時でした。

老人ホームのバスが1台止まりました。
その男性職員がストーブはないですか?
ファンヒーターじゃなく停電していても
使える反射式石油ストーブと言いました。

店内には、分解掃除後の商品が10台有ったが
その内2台は、私が自宅に持ち帰る為車に
積み込んだので、店内には残り8台がありました。

何時もならストーブの時期も終わりなので
見向きもされないストーブがこの職員が
全部買います!!
8台全部買って帰りました。

この男性が帰り際にもっとストーブはありませんか?
グループ会社の施設や仲間の施設でもきっと
困っていると思うから、まだストーブがあるようなら
情報を流したいと聞いてきた。

私は倉庫にはまだ点検前のストーブなら沢山有る
時間をもらえれば使えるようにして置くと伝えると
この男性が笑顔になりわかったと
ほっとした顔で帰って行きました。

私達も家が心配になり早めに店を閉め
帰る事にしました。

店から自宅まで車で約1時間の道のり
交差点の信号機も止まり何度か危ない目にあいました。
どうにか無事に家に着き店から持ち帰った
ストーブに火を付けストーブの明かりで
家族4人で暖をとり一夜を過ごした事を
今でも鮮明に覚えています。

次の日、早朝からショップに行き倉庫から
点検前のストーブを運びこみ分解掃除と
点検の日々がこの日より始まったのです。

なぜ?そんなに石油ストーブがあるの?って^^
トータルプロデュース モコは当初は
中古家電の買取業がメインの仕事だったんです。
震災前に皆様より不要になった石油ストーブを
買求めていたものを倉庫に保管していたのです。

たまたま、震災前業者に買い取ってもらおうと
思っていたが買取値段が下がった為
売るのを辞めて保管していたのです。

その保管していたストーブが約300台ほどありました。
新しく綺麗なストーブはそのまま1時間ほど火を入れ
動作確認して店内に陳列しました。

通常は朝10時開店だったのですが7時前には
店先に長蛇の列ができてお客さんが並んでいました。

点検してすぐ使えるストーブは約100台ほど
あったのですがあっという間に売り切れました。
分解掃除をして動作確認が必要なストーブが
残り約200台この日からストーブの分解掃除
との戦いが始まったのです。

震災後1週間このストーブの掃除が朝から夜中まで
続きました。

震災前は、時期的なものもあり収入も少なく
この先さき行き不安だった毎日でしたが
あの3・11が私達モコに再スタートをくれました。



 

あの日、たくさんの人が命を奪われ
たくさんの人が悲しみに襲われ
たくさんの人が絶望に打ち拉がれた。

あの、3・11、午後2時46分
あの日からモコは生まれ変わったのです。

あの日の事はけして忘れる事が出来ない
私の人生の中でのチェンジの日だったと
今考えればそう思います。

沢山の尊い命が奪われた3・11
ご冥福をお祈り申し上げます。
 


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
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