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2016.04.04生前整理の本来の意味とは

カテゴリ:遺品整理師

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おはようございます。

本日の青森市内の朝は今のところ
雨もやんでいます。
ただ、鉛色の厚い雲が空を覆っています。

今朝のブログは、生前整理の本来の意味を
少し考えて見たいと思います。

さて、皆さんは生前整理と言う事を着た事が
ありますか?

2009年に週刊朝日によって「終活」と言う言葉が
生み出され世に出ました。
翌年には、流行語大賞にノミネートされ
「終活」と言う言葉が多く聞くようになり
それに伴い遺品整理と言う言葉も広まりだし
また、生前整理や身辺整理などの言葉も
使われる様になってきたように私は思います。

では、この生前整理のイメージを少し考えて
見たいと思います。

ここ数年、セミナーや終活の講師で呼ばれ
色々な方に質問しますとほとんどの方の
生前整理のイメージが自分が死んだ後に
残された家族や周りの人に迷惑をかけない為に
身の回りの家財を整理(処分)する事が
最も多い回答でした。

また、生前整理をテーマにしたブログを
見ても上記の様なイメージで書かれている
ブログがほとんどでした。

では、本来の生前整理と言うのは何なのか
と言いますと私が思う生前整理をこれから
少し書きたいと思います。

終活セミナーや研修会等で講師をたびたび
させて頂いているので私のセミナー等に
ご出席になられた方にはもうご存知の方も
多いとは思いますが、少しお付き合いください。

では、今の日本の原状を少し考えて見たいと思います。

内閣府の調査で高齢社会白書(平成27年度版)を
少し見て見ました。

高齢化の原状と将来像の中で高齢化率が26%に
上昇とあります。
我が国の総人口は平成26(2014)
年10月1日現在、1億2,708万人
65歳以上の高齢者人口は過去最高の3,300万人
65歳以上を男女別にみると、男性は1,423万人
女性は1,877万人
総人口に占める65歳以上人口の割合
(高齢化率)は26.0%(前年25.1%)
「65~74歳人口」(前期高齢者)は1,708万人
総人口に占める割合は13.4%。
「75歳以上人口」(後期高齢者)は1,592万人
総人口に占める割合は12.5%。でした。
(高齢社会白書より抜粋)

では、私の住む青森県を見て見たいと思います。
地域別に見た青森県では、総人口1,321人(千人)です。
では、65歳以上の人口では、383人(千人)です。
高齢化率29%です。(平成26年度調べ)

青森県シニアガレッジで発表された中で
本県は4人に1人が65歳以上という本格的な高齢社会を
迎えている中、県では、誰もが住み慣れた地域で、
生きがいを持って安心して暮らせる社会づくりを
推進していくこととしており、高齢者が
「支えられる側」ではなく、「支える側」として
活躍できるよう、生きがいづくりや社会参加の
促進に取り組んでいる。とありますが青森県も
本県は4人1人が高齢者と認めています。

この事を見て皆さんはどう感じますか?

もう4人に1人が高齢者なのです。
この事を見ても私達の住む環境も昔に
右ならえの生活で良いのでしょうか?

私はセミナー等で何時も話しています。
では、この生前整理の本来の意味とは
何なのかと言う事です。

死ぬための準備なだけの生前整理なら
必要が無いと私は考えています。

残された家族のためだけの生前整理なら
悲しすぎると私は考えます。

私が考える本当の生前整理とは
これから生きて行くうえで安心・安全な
環境の中で生きて行くための生前整理では
ないかと考えています。

では、何が安全・安心な環境なのか
今、住んでいる住環境には、想像も
つかないほどの沢山の危険が隠れていると
言う事を皆さんは知っていましたか?

私も経験が有るのですが、年をとり
運動不足から肩が痛くなり腕を上に
あげられなくなった時があります。

四十肩や五十肩とよく言われます。
そうです、この状態の時に台所の家事を
していて鍋や釜など吊戸棚にしまわなくては
ならない物を肩が痛いからと言う理由で
買い物袋(ビニール袋)にいれ床などに
ついつい置いてしまいがちになる時は
ありませんか?

高齢者の住宅に訪問するとこの様な光景を
よく目にします。








 

上の写真は独居高齢者の住宅内の写真です。

整理整頓ができ無くなり床に大量の家財を
置きっぱなしににした状態で生活をしていました。

床に置いた物につまずき転倒していた所を
某福祉団体職員の訪問により発見され
病院に搬送されたお部屋の様子です。

ここの高齢者さんは寝たきりになり
認知症が発症して住み慣れた家に戻れなく
なってしまったと言います。

先ほど、生前整理とはこの先
安全な環境の中で生活する為のものと
お話をしましたがこの写真はその事を
証明している写真です。

今、この様な事例が多数報告されています。
例えば、消防庁が毎年発表している資料で
少しお話をして見たいと思います。

 

上の資料は、平成26年度での
青森県内での救急車要請の発生県数の
資料になります。

生前整理と救急車要請と何が関係あるのかと
思われる方も少なくないと思います。

生前整理と救急車要請の発生件数には
とても重要な意味があります。

では、少し関係性についてお話をしたいと
思います。

皆さんに少し質問があります。
皆さんが救急車を呼ぶときに一番多い
切っ掛けはなんだと思いますか?

急病にケガ(事故)が多くの方から
聞こえてくる答えです。

そうですね。
救急車を呼ぶきっかけで多いのが
この2つだと思います。

では、消防庁のこの資料の青森県を見て
見たいと思います。

青森県の26年度1年間の救急車要請件数は
47,986件でした。
1日で言うと131件救急車要請が必要な
事故などが青森県で起きていると言う事に
なります。

では、毎日救急車要請の連絡が入る中で
救急車を呼ぶ原因で1番多いのは何なのでしょうか?

47,986件のなかで圧倒的に多い原因は
急病なのです。
急病が30,653件と圧倒的な数になります。
救急車要請のなんと63.8%もしめています。

いかに急病で倒れる人が多いかと言う事が
分かる資料です。
ここを見るだけでも孤独死の発生件数が
ここ数年急増しているかがよく分かります。

では、救急車要請が次に多い原因はと
よく皆さんに尋ねると事故と答える方が
非常に多いです。

では、事故による救急車要請件数を見て見ましょう
事故で救急車を呼んだ件数は、3,331件と比較的
少なく感じます。
1日にすると9.1件県内で交通事故により
救急車が呼ばれています。
全体の6.9%でしかありません。

では急病につぐ救急車要請件数が多い原因は
一般負傷と言われる原因です。
この一般負傷の代表的な原因と言うのが
住宅内や住宅敷地内などでけがをして
救急車を要請する事です。
この一般負傷での要請件数はと言うと5,983件と
多い数字になっています。

これは全体の12,4%もの数字になります。
この数字が意味する物は何なのかと言うと
県内に住む人達の家の中が乱雑になっていて
家の中の物などにつまずいたりしてけがをして
救急車を呼ぶ人が増えていると言う事が言えます。

全て、これだけではありませんが
この様な事が原因の一つだと私は考えています。

本日のブログも長くなっていますが
私が最初にお話した生前整理と言うのは
死ぬための準備のための整理では無いと言う事です。

年老いても、長年暮らした地域や家から
離れ終の住処に移るのも人生ですが
慣れ親しんだ家や地域に最後まで住みたいと
思うのもまた人生だと思います。

慣れ親しんだ家に最後まで安全に暮らすためにも
余分な家財の整理が必要になって来ていると
私は長年、この業界で経験して感じます。

生前整理と言うのは、けして死ぬためだけの
準備では無いと言う事です。

あなたや私達が安心して安全に暮らしてゆくための
手段の一つだと私は考えています。

生前整理と言うのは、ご自身が元気なうちから
整理するのが一番好ましいと考えています。

人生80年と言われる時代ですが
60過ぎたら生前整理が必要になる年と考えています。

足腰がまだ元気なうちにご自身の財産の有無を
決断しておいた方が良いと思います。

私共、モコに依頼が来る生前整理の多くは
住み慣れた家を離れ施設に入所するのでと
言う生前整理の依頼が多いと言うのが事実です。

なんか悲しい最後と言う感じです。
この様な生前整理が現実なのでどうしても
生前整理と言うイメージが死ぬための
準備と勘違いされてしまうのだと思います。

生前整理と言うのは、思いきって家中全部整理
する事だけが生前整理では有りません。

私共にご依頼を頂いている生前整理の中には
台所の一部の整理や処分でご依頼を頂いている
高齢者の方もいます。

居間の整理や処分など少量の片付け作業なども
承っています。
女性作業員希望のお客様も近年増えてきています。
県内でも女性の整理士も少ない中
私共には、女性専門の整理士もいます。

生前整理は、安全に住み慣れた家で長く
暮らすための一つの手段です。

お部屋のお片付け(生前整理)のご用命は、
ぜひ、私共モコをご指名ください。
 


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
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