おはようございます。

今朝の青森市の朝の空は・・・・？
実はこのブログは昨夜書いた物で
朝の空模様をお伝えする時間が無くて
今日はお休みです。

このブログを読まれている頃には私は
今頃は青森の本店を出発している頃です。

さ～て昨日は、地元の包括支援センターすずかげさんの
ご依頼で高齢者介護相談協力員研修会の講師を依頼され
１時間30分のお時間を頂き私達の住む地元で今おきている
問題を話させて頂きました。


 

沢山の地元の町会長さんをはじめ地域の役員さんや
民生委員さんのご要望で今回の研修会が実現出来たと
所長さんよりお聞きしました。

本当に有り難いことです。
少しでも今、私共が経験している事が、地元の今後の
対策になればと言う思いでお話させて頂きました。
また、機会があればお話をしたいと思います。

さて、さて＾＾
今日からまたまたモコさんチームは出張です。
今回の現場は、私共が今まで特殊清掃作業をご依頼頂いて
数々の現場の原状回復をしてまいりました。

推定死後１年経過後に発見されたなど
死後数十時間後に発見されたお部屋の回復作業など
様々な現場を何百件と経験してまいりましたが
今回の現場程想像がつかないと言うのか説明がつかない
現場は無いと思っています。

何が説明がつかないのか？
ご遺体が発見されたのが６月の後半に故人様の
自宅の居間で発見されました。

警察医の見立てては、死亡推定時期が去年の１１月頃で
死亡推定が７ヶ月近くとの事です。

寒い時期にお亡くなりになり真冬を過ごし春をむかえ
暑くなって来たこの６月の終わりにご遺体が発見された
にもかかわらずお部屋には腐敗臭どころか
ご遺体があった場所のジュータンにはほんの少し
ご遺体から染み出た体液が少し有るくらいでした。

全く腐敗臭も無く害虫も発生しても無く
死後推定７ケ月と言うのは誤りではないのか？とさえ
疑ったのは事実です。

今までの経験でも、死後大夫時間が経過して発見されても
腐敗臭が少ない（臭いが弱い）と言うのは何十件も経験は
しているし、逆に死後数日で発見されたにも関わらず
一瞬で体にまで腐敗臭が染みついてしまう強烈な現場も
ありましたが、今回の様な無臭と言うのは数々の現場を
こなしてきましたが初めての経験です。

私の頭の中でもしや体内の血液が何らかの形で
無くなったのか？
または、急激な乾燥状態でご遺体がさらされ
急激にミイラ化したため腐敗が抑えられ
悪臭が発生しなかったのかなど色々考えましたが
自然界では有りえないいくら偶然が重なっても
ご遺体はかなり腐敗していたと言いますから
腐敗していたにもかかわらず腐敗臭がまったく無い
と言うのは理解しがたいと言うのが今の所の
私の考えです。

今日現場に行きご遺体があった場所のジュータンを
めくって見れば答えが分かるかもしてません。

本当に不思議な事が有るもんですね。
ただ、数年前に経験した現場とよく似ている点が
いくつかあるのは事実です。

その似ている点と言うのは、生きながらにして
毛髪がごっそり頭皮と一緒に抜け落ちている
固まりがあったと言う点です。

数年前の現場は、真冬の２月に死後推定２週間で
発見されたため、腐敗臭も弱く真冬だからだと思って
いましたがそれにしても臭いが無かった記憶があります。

今回もPCのキーボードの横に大量の頭皮がついた
毛髪がひとかたまり抜け落ちる？溶け落ちていたと
言った方が正しい表現だと思います。

トイレを見てもものすごい尿石が付いているので
故人様は生活習慣病の合併症の発作が原因で
命を落としたのではないかと推測できます。

さ～ぁ、今日から２日間かけてこの住宅の原状回復作業が
はじまります。
臭いはないので除菌を重点的に行い
床が体液でダメになっているのかいないのかや
疑問点の多い現場では有りますがまた
新しい住人が気持ちよく住める住宅に再生したいと思います。

みなさ～んトイレは綺麗にね。
トイレが汚いと尊厳がなくなっていきます。
こまめにトイレ掃除をしてくださいね。