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2016.11.22東京都監察医務院公開講座 その2
カテゴリ:特殊清掃師
おはようございます。
今朝の青森の朝はまだ辺りは真っ暗闇です。
ただ、雨は降っていません。
夜が明けるのが遅くなりました。
昨日は急な仕事が早朝から入り立て込み
ブログを書く事が出来ませんでした。
なので今日は、一昨日のブログの続きを
書きたいと思います。
東京都監察医務院の対象になる検案を
少しご紹介したいと思います。
1 病死
医師の診断を受けないで死亡
医師の診断を受けたが原因が不明の死亡
治療中の病気と違った他の病気で死亡
発病又は死亡時の状況が異状な死亡
例えば経過が急な突然死
一見健康な人の突然死
過労死や労災死などが疑われている突然死
伝染病や食中毒による死亡で診断不能なもの
2外因死とその後遺症による死亡
圧死・医療事故・火傷死、感電死、交通事故死
窒息死、中毒死、転落死、、溺死、凍死、日(熱)射病
爆破事故死、縊死(首吊り死)
3病死か外因死か不明な死
例
道路を歩いていた人が急に倒れ頭部を打撲した。
しばらくして本人が頭痛を訴えていたが
間もなく死亡した。
死因は脳内出血であった。
この場合、倒れた時に倒れた時に頭を打ったのが
もとで出血したのか?
病気が原因で倒れたために頭を打って出血したのか
不明である。
例
中年男性が乗用車を運転して走行中、急に反対車線に
侵入して対向車と衝突し、ハンドルで腹部を打撲し
病院に運ばれた。
スピードは出ておらず、蛇行しながら走行していたと
のことである。
この場合、何故対向車線に入って運転したのか?
病気の発症が起こって運転できなくなったのか?
等を調査する必要がある。
4 不詳の死(内因死か外因死か不明の死体)
都内で発生する不自然死の検案を行っています。
その中でも、今回、私がはるばる東京まで公開講座に
出席しに行ったのかと言うと講演内容がここ数年現場で
おきている事例にもしかしたらと言う思いで参加してきました。
そのセミナーの1部が突然起こる大動脈解離・大動脈瘤
この題目を見た瞬間にまさしく今、現場でおきている事は
これだ~!!と直感ですが感じ出席しと言うわけです。
そこでみなさんに簡単な質問です。
大動脈を説明してください。^^
と言うと大動脈は分かっていますが説明できる方は
少ないと言う事です。
また、大動脈は体のどの部分にありますか?と
聞かれると答えられない人が多いと言う事です。
大動脈と言うのは心臓から出ている血管で体の血管の
中でも最も大きい血管です。
この血管から脳や手足または体全体に血液を送る
重要な血管なのです。と説明がとっさに聞かれると
中々答えられないものです。
では、大動脈の呼び名は大きく分けて4つあると言います。
一つ目は、上行大動脈2つ目は弓部大動脈3つ目は下行大動脈
最後は腹部大動脈と呼ばれています。
いま、東京でもとても多い不自然死がこの4か所の大動脈で
おきる大動脈解離と大動脈瘤だと言います。
ではこの解離、瘤の違いを簡単に説明してください^^と
言われると・・・・会場内もシ~ンとおそらく医療関係者も
多くいたのでご存知の方も沢山いたでしょうがね^^
ただ、私みたいな一般の方だと答えられない人が多いかも^^
私も解離と瘤は聞いた事はありますが説明となると
出来ませんでした。
そこで簡単にですが解離と瘤のご説明をします。
まずは、大動脈解離とは大動脈とは内膜、中膜、外膜の
3層の構造でできているそうです。
血液が流れる場所を内膣と言います。
何らかの原因で内膜に傷が付きその傷から血液が入り込み
内膣を圧迫し血液の流れを滞らし体に障害をもたらしたり
外膜が破裂し出血死を起こす恐ろしい病気です。
解離より溜まった血液が内膣を圧迫して
血液の流れが滞っている図です。
この様な図で最終的に外膜が薄くなり
もろくなっているので何らかの原因で
急に大動脈が破裂して即死に至ると言う事です。
今日は時間もないのでこの辺で終わりたいと思います。
明日は、1年に1回の供養祭です。
今日はその段取りや駆け込み依頼の為の対応など
大忙しです。
また、明日、当ブログでお会いいたしましょう^^