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2017.03.2860代独居男性の特殊清掃作業はじまりる。

カテゴリ:特殊清掃師

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おはようございます。

今朝の青森市の朝の空模様はど~んより雲っています。
空き地を見ると所々白くなっていますがどうやら
雪が降ったのではなく霜が降りたようです。
かなり冷え込んだのでしょうね。

さ~て、今朝の話題は久しぶりに現場の事を書いてみたいと

明日から始まる特殊清掃作業の現場は実を言うと今年2度目!!
何が2度目なのかと言うと1月に同じ賃貸住宅の2階の一室の
特殊清掃のご依頼を頂き原状回復作業をさせて頂きました。

こと時は、50代男性の方のお部屋でした。
明日から始まるのは同じ建物の1階のお部屋になります。
この1階の故人様とは以前?生前1月に作業していた時に
休憩をしてた時買い物に出かける時に1度だけ立ち話を
させて頂いた方です。

その時の感想は、あ~この方も我々の対象者だなな~と
思った事を今でも記憶しています。

何をもって対象者だと思ったのか?
頭の髪の毛は頭皮の脂でベタベタ状態なのが一目で分かり
肌の色(顔)も薄黒く、けしてジグロと言う黒さではなく
入浴をしていない方の肌の黒さと言った方が良いと思います。

服装もどことなく薄汚れていて話しかけるのも
不陰気的に躊躇してしまう様な方で目も一点を見据えて
どことなく怪しい感じのする高齢男性で関わりを持つと
あとあとめんどくさくなりそうなと言った感じの方に
あの時、ふと思ったのでした。
たった1回会っただけなのですがね。
第一印象でです。

つくづく第一印象って本当に大事ですよね。
私も人相が良い方ではないと自負しているので
気を付けたいとつくづくこの時は思いました。

この後、2週間後にこの独居男性は自室のベットの上で
お亡くなりになられていたと言うことになります。
この男性には、私が知る限りでは2人のお子さんがいます。

ご長男さんは行方不明状態でもう1人は娘さんのようです。
この娘さんは障害者と言うことで残されたお父さんのアパートの
原状回復作業をしようと決意されたそうですが先立つお金が無く
財産放棄を余儀なくされたそうです。

ご長男さんは、行方が取れたり取れなかったりと不安定な感じで
今は全く連絡も取れなくなってしまっているらしいです。

このアパートのオーナーさんさんでもある管理会社様よりお聞き
しました。

今回のご依頼は、このアパートのオーナー様が自腹を切り
お部屋の原状回復のご依頼をいただきました。
こんな事が続けば、ますます高齢独居者や生活保護者が
賃貸住宅に入れなくなるのではないかと心配しています。

現に、高齢者への部屋の貸し渋りが増え入居できない人も
全国的に増えているともニュースで見た事もあります。

入居者の身内も財産放棄をすれば法律上おとがめなし
賃貸契約時の保証人も保証人と言ってもない袖は降れないと
開き直ってしまえば最終的には賃貸住宅のオーナー様が
自腹を切り部屋の片付けからリフォーム費用まで負担しなければ
ならないと言うのが今の原状です。

毎月、多額の家賃収入があればよいでしょうが、
この様な事故がおきる物件の家賃は、少額での所がほとんどです。
家賃収入でマイナス分を補てんするとなると何年もかかる物件も
少なく無いと言うのが現状です。

一度経験したオーナー様などは、二度と対象者になる様な方には
貸したくないと思うのも当然だと私は思う。

賃貸住宅に関しての法改正が必要な時に入っていると思う。
消費者が弱者で企業側が悪人と言う偏ったものの見方の様な気がする
のは私だけなのでしょうか?
雇用の上でもそうです。

一時期流行った?世に出回った言葉でブラック企業と言う言葉も
その代表的な言葉だと思う。
本当に会社側だけが悪く消費者側は悪くないのだろうか?
私は仕事柄、身柄拒否や財産放棄をされる方をまじ間に多く見て
きています。
そこまでに至る経緯には、他人には分からない葛藤があるのだとも
思います。

また、生前の行いや色々な出来事が重なり、堪忍袋の緒が切れ
苦渋の選択をされたに違いないとは思います。
が、賃貸住宅のオーナー様には何の罪もなく関係のないことだと
私は思います。
そのオーナー様が全てあかの他人のしりぬぐいまでしなければならない
と言うのが今の日本国の法律なのです。

ん~どこか間違っている!!と、私は感じています。

こんな事が当たり前に続けばきっと将来は賃貸住宅業界が崩壊する
のではないかと思います。
私には関係ないからいいや~とたかをくくってる方がもしいたら
大変な事になりますよ。

この世の中から賃貸住宅が亡くなれば、全員が持ち家を持たなければ
住む場所が無くなると言うことになるわけですからね。
ま~大げさな事になりましたが、建築業界はまたバブルがやってくるかな^^

物の物価もあがり賃金も上がればよいのですがね。?

あ、もうこんな時間です。
今日もみなさんがんばりましょう!!

へなば~^^


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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