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2020.07.27娘さんが発見した父親の孤独死 原状回復作業終了
カテゴリ:特殊清掃師
おはようございます^^
遺品整理士IS01088号
特殊清掃士CSC01013号の花輪です。
お久しぶりです。
ここ数日今朝のブログをお休み指せていただきました。
体調不良とかではありませんのでご心配なさらずに(笑)
ここ数日、毎朝5時に家を出ての早出での現場回りが続き
ブログを書く時間が無くお休みをさせていただいていました^^
さて、某街で発見された娘さんが発見した父親の孤独死現場の
原状回復作業が昨日で無事に終了いたしました。
今回の現場の発見の経緯は、お亡くなりになられた故人様は
ご近所様と良い関係を保っていた為、お向かい様が新聞受けに
新聞やダイレクトメールが溜まっていることに不審に思い
嫁いでいる故人様の娘さんに電話で異変を知らせ娘さんが
ご実家を訪ねて変わり果てた父親の姿を発見して今回の事故が
発覚したという事だそうです。
私どもに見積もりのご依頼を頂いたのが娘さんのご主人様で
終始やり取りは全てご主人様と行いまして今回の原状回復を
行う場所も全て現場にて娘さんのご主人様の指示の元
原状回復を行いました。
今回は、故人様は何らかの病で大量の下血をされ
今のフローリングにて倒れこと切れていました。
死後推定1週間だそうですがここ数日の暑さもあり
ご遺体が腐敗して定かではないという事です。
今回の現場となった住宅は閑静な住宅街に建つ戸建て
住宅です。
この住宅に娘さんが4歳の時にお父さんが家を建て
娘さんと2人で暮らしていたそうです。
父子家庭で大事に可愛がれてていたように見受けられます。
居間には、娘さんが中学生のころに取った賞状が飾られ
故人様にとって自慢の娘さんだったんでしょうね~
私も娘がいますのでこのお父さんの気持ちがなんだか
分かる気がしますよ。
今回の原状回復には、小さいときに別れた娘さんの
兄妹でお兄さんがいるとの事で、現在消息が不明の為
相続の関係上あまり手を付けることができない為
と言っても腐敗した体液がそのままで腐敗臭もひどいまま
実家を放置することもできないという事で最小限の家財の処分と
床や壁などを剥したり壊したりしないで消臭除菌をして
腐敗臭を無くしてほしいというご要望でした。
ここからは閲覧は自己責任でお願いします。
現場の一部の写真だけお見せします。
左のダイニングテーブルの下から台所まで
大量の下血がフローリングに染みつき腐敗して
異臭をさせていました。
同業者の皆さまなら血液の腐敗臭と言うともう
どの様な臭いかはご存じだと思いますが^^
素人の方だと腐敗臭はみな同じの様に思えるのでしょうが
体液臭と血液臭は全く別ものなのです。
今回の現場のフローリングは経年劣化でフローリングの
表面がもうひび割れしてボロボロになっている所に
下血した血液が大量に染みこみ。
通常なら床をカットして腐敗した血液が染みこんだ
フローリングは処分しないと腐敗臭は消臭されないの
ですがモコオリジナル消臭剤シューカットドムスを
床のクリーニング後に刷毛でたっぷり塗りこんでいきます。
この作業を数回繰り返すと紫のライトがあたった写真の様に
血液の染みや血痕後も全く無くなってしまいます。
当然、臭いも消臭されるという事です。^^
ご依頼者様もこれで要望通りの原状回復作業にご満悦でしたよ^^
ただ、まだ隠れた所に腐敗した血液が残っているようで
クロスや室内は全て消臭したのですがどこからか臭うのす。
それは床の一部と巾木の陰にまだ臭いの成分が残っていたのです^^
一部の巾木を取って見ると腐敗した血液が
石膏ボードに染みついていました。
即、洗剤でクリーニング後に刷毛塗でドムスを
たっぷりるると即腐敗臭も消臭されました。
この細かな所を見逃すと後日、まだ、臭うんだけどと
クレームになるのです。
ここはきっちりと腐敗臭の元を見逃さないで消臭除菌を
しなければなりません。
そんなこんなで全ての作業を終了してご依頼者様に
現状を回復して終了したと言う訳です。
汚染されたクロスも剥がず床もカットせずに腐敗臭を
完全消臭して終えました。
作業日数は3日間で作業員は延べ12名
費用は税込み30万円です。
作業した場所は16畳位の居間に対面キッチン
玄関に廊↓に2階に続く階段それとトイレに脱衣所
ユニットバスです。
全て消臭除菌作業を行いハウスクリーニングをしました。
ハウスクリーニングには処分しない家具や家財小物や
冷蔵庫の中のクリーニングや除菌消臭作業も含む
これで相続の際に相続人が住宅内に入って見ても
違和感なく円滑に相続の相談ができます。
ご依頼者様もこれで少しはホッとされたのではないでしょうかね^^
さ~あ!!
今日からまたまた某街の孤独死現場の原状回復作業です^^
へばな~^^