※写真はイメージです。

今回のブログも事実を書かせていただいています。
個人・故人・企業・団体などは特定されない
様に書かせていただいています。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

先日、1本の電話が携帯に入りました。
電話の相手の方は私が所属している非営利団体の
同じ理事を務めている方からのお電話でした。

私のお客様で現在は遠方に住まわれているのですが
お父様が先ごろお亡くなりになったと連絡があったのですが
ご実家を片付けたいのだがどこか業者は知らない？
と言うご相談があったのでモコさんがすぐ頭に浮かんだから
電話しました。
その相手の方にお電話をしてもらえませんか？

と、言うご相談でした。

連絡先を聞き即、このお父様がお亡くなりになられた方に
お電話をしましたが電話に出られず携帯を切った。

すると少しして私の携帯に電話が入った。
着信を見ると登録されていない番号からの電話です。
ハイ、
花輪です。
と、電話に出ると先ほど電話をもらったKですと男性の方が
話された。

あ、どうも初めまして。
私、株式会社トータルプロデュース　モコの花輪隆俊と
申します。

先ほど、株式会社○○○さんの○○さんからお電話を頂き
Kさんがお父様を亡くされご実家を片付けたいから相談に
のって欲しいと言うお電話を頂いたので先ほどお電話を
させて頂きました。

と、Kさんに告げると実は父とはもう何十年も絶縁になって
まして先週、市役所から絶縁した父が自宅アパートにて
お亡くなりになられている所を近所の友人に発見された。
つきましてはお父さんのご遺体を引き取りに来て欲しいと
いう電話が急に入りつい、ハイ、今週はどうしても仕事の
都合が合わないので来週の月曜日に市役所に伺います。

と、つい言ってしまったのです。
はっきり言うともう父と戸籍も抜かれ本当に他人だし
関わり合いも持ちたくないと言うのが本音で役所の
方から電話をもらったときは動揺してついハイと言って
しまった。

身柄も引き取るように手続きもしてしまったが本当は
引き取る気も無いし元の父親にびた一文もお金を使いたくない
と言うのが本音なのです。

と、Kさんは私にありのままのご自身の胸の内を話してくださった。
役所に行った後、絶縁の父が最後に住んでいたアパートの部屋に
行くとゴミが散乱していてとても不衛生な部屋でした。

その時、このアパートの大家さんと言う方が偶然こられて
Aさんの息子さん？
と尋ねられたのでついハイ、とまた答えてしまった。
連絡先を教えてもらえないかと言われたのでつい
大家さんに教えてしまったと言います。

大家さんに合ってしまったので父親が住んでいたアパートを
このままにしておくのがとても心苦しく思いその時は
つい、片づけますと大家さんに話してしまったとも
聞きました。

その後、私の知り合いの同じ理事に相談をされ私と
つながったのでした。

Kさんの胸の内を最初に正直に聞いていたのでアドバイスは
簡単でした。
簡単ていうのは少し語弊はありますがね。

Kさんにもう一度正直な所をお聞きすすると最初に話された
通り父親とは戸籍上も赤の他人でもう何十年も絶縁で生きて来た
かかわりあいたくないと言うのがKさんの本音でしたが、
役所に出向き絶縁だった父の身柄を引き取る手続きをしてしまったり
大家さんに合った際もご自身の住まわれている住所や連絡先を
軽率にも教えてしまっていたことなどが原因で悩まれている
事が手に取る様に私には伝わったのでKさんに頃からの
行動をアドバイスした。

その後、Kさんからお電話がないので絶縁状態の父の亡骸は
市役所にて荼毘にふされ無縁墓に納子とされたのだと思う。

絶縁の父が最後に住まわれていたアパートの部屋の片づけの
ご依頼のお電話も無いので財産放棄をされたのではないかと
思います。

この問題は、何が正解で何が不正解なのかは、その方の
心の問題にかかわりますが、将来、このKさんが後悔されなければ
この問題を正解に解決されたという事になるのではないでしょうか

最終的には生きている方が不幸になるのは本末転倒ですからね。

遺品整理業や特殊清掃業者さんにはあるある話しですがね。

それでは次回お会いしましょう。