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2021.06.02遺品整理士が伝える実家をしまう時の注意点

カテゴリ:遺品整理師

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今回のブログは、実家を片付ける際の注意点を
遺品整理士の側から見て気になる点をお伝えしたいと
思います。

親が亡くなり実家を片付けてる(しまう)方を最近では
多く見かけるようになりました。
また、その様な方からのご依頼を頂きまして
ご依頼者様のご実家の遺品整理のお手伝いも多くさせて
頂いています。

時よりもの凄くもったいないな~と痛感する事が
ここ数年、ちょくちょく出くわすのです。
そのもったいないな~と思う事は形見分けです。
形見分けは昔からの習わしで故人が生前に世話になり
お礼をかねて故人への弔いをこめて行われてきた行為だと
私は考えていますが、最近の形見分けの意味合いが変わって
来ているように思われます。

何が変わって来たのかともうしますと、高価な貴重品は
当然、相続人様達が形見分けされるのは当たり前で
この行為は昔も今も変わらないとは思います。

それ以外の形見分けで何でもいいから持って行ってと
親族に声をかけ宝探しの様に実家内を捜索し物色され
台風の様に去っていきと言う光景をちょくちょく見かける。

声をかける方はもったいないが全て我が家に持って帰るにも
限界があるのでどうせ捨てるならと言う思いからなんでも
持って行ってとなるのだが、気持ちは分からないわけではない
のですがね。

家を片付ける専門家の私からすればこれほどもったいない
事をしているな~と毎回思うのです。

何でもいいから持って行っての中には、まだまだ価値がある
物もあるのかもしれませんし、だからこそ形見分けなのかも
しれません。
これに関しては第三者の私からは何も申せませんが
問題視しているのはこれから私がお話をする価値は無いが
まだまだ使える家財(形見)なのです。

この価値は無いがまだまだ使える家財とは何かと申しますと
リユースショップさんやリサイクルショップさんなどの
古物買取業者さんでもお買取りしてもらえない家財の事です。

私に家にも現在ブログを読まれている皆さんのお宅にも
手を伸ばせばすぐ手にとれる身の回りの品がその価値のは無いが
まだまだ使えるものです。

例えば、私の机の上にあるハサミや電卓それに普段使いの時計
ブランド品ではありません。
ノーブランドの時計です。

ボールペンや定規といった文具なども先ほど書いたショップ
さんたちはお買取りしてくれません。

また、普段つかっているポットや弁当箱そろっていない
普段使いの食器類に衣類や今は中々流通が難しい着物類
葬儀などで頂いて押し入れ等にしまってある線香やろうそく
といった仏具関係の物、工具類をはじめとする物置に
しまっておいて使わない物これらの物の多くが何でもいいから
持って行ってと言われ貰って行かれる。

どうせ残れば捨ててしまうからもったいない。
と、思われ貰ってもらっているのが現実です。
それでもまだまだ残っていて捨てるのが大変と申される
方も少なくはないというのが現実です。

私たちの年代の親たちは戦争を経験されオイルショックも
経験をして物がない時代や物が不足する時代を経験して
きたせいか家財類(物)捨てるという事に罪悪感を覚え
なかなか物を捨てることをしてこなかったのだと思います。

現に私がお手伝いをして片づけた家の多くに20~30年も前に
使わなくなった子供たちの文具一式がまだ子供部屋に残され
誇りをかぶり残されているというのは珍しい事ではなく
どこの家にもこの様な事はある。
また、2階の部屋が物置状態になり部屋としての利用が
できないという家も少なくはないのです。

この様な状態ですから何でもいいから持って行ってと
親類縁者にお声をかけたくなるのも無理はないのですがね。

遺された家財の多さに業者を頼みただ片付けてもらう
というだけでは非常にもったいない事なのです。
価値は無いがまだまだ使える家財道具を処分してしまうのでは
なく片付け費用の一部になるような業者選びが必要なのです。

高価なものをただお買取りする業者さんは沢山あります。
その様な業者さんは高価な物だけしかお買取りをしません。
良いものもそうでない物も丸ごと買い取って頂ける業者様
選びが必要なのだと思います。

普段使いの価値は無いがまだまだ使える物をお買取り
してもらい一戸建ての住宅を片付けた際の比較を今から
シミュレーションしてみましょうね。

一般的な3LDKの戸建て住宅の片付けでシミュレーションを
してみましょう。

通常なら家の中の家財をすべて捨ててくださいと言う
ご依頼を頂くと通常ですと20~30万円前後の費用が
かかります。
作業日数は1日~3日間、1日で終わらせるという業者さんの
多くが全て廃棄する業者さんが多いようです。

また、廃棄はしません。
一度自社の倉庫に持ち帰り仕分けしますという業者さん
も存在するようですがこの業者さんはグレーゾーンの
業者さんですので注意が必要です。
廃棄物法の法律に触れている可能性もありますので注意が
必要です。

また、日曜、祝日に作業希望で終わらせてほしいというのも
よ~くありますが日曜や祝日に処分場が営業しているなら
なんら問題はないのですが、処分場の一般廃棄物処分場の
多くが行政で運営をしていますので日曜や祝日がお休みの場合も
少なくはないです。
その際はごみを処分することができずトラックに積み置きをして
後日に処分場に持っていくことになるのですがこの積み置くと
いう事も法では厳しく制限をしていますので許可が無いと
この行為も本来ならできないのです。

また、例外としてゴールデンウイークや正月やお盆休みなど
長期のお休みが重なる場合には行政が運営している処分場でも
祝日でも営業している場合がありますので確認が必要です。

上記の注意点をクリアーしている業者さんにご実家を
片づけてもらいなおかつこまごまとした家財を買い取って
もらって実家を片付けた場合とそうでない場合の違いは
どのくらいの差が出るのかと申しますと3~10万円の差が
でると思います。

そのお宅によりお買取りはまちまちで一概に言えませんが
まず、家財の処分のなかで一番困るのが大型の家財です。
タンスやソファーと言った粗大ごみ系の家財道具です。

まず、片づけようとする家のタンスやソファーなどが
お買取りが可能なのか不可能なのかで大きく変わります。
一般的なリサイクルショップさんやリユースショップさんは
地元の国内販売が主流のショップさんが多い為、わりかし
綺麗な新しめの家具やソファー等なら買い取ってくれる
のでしょうが傷が多かったり古かったりすると買取り不可と
なる確率も非常に高いです。

買取業者さんの中でも輸出をメインに行っている業者さん
特に遺品整理屋さんで輸出も行っている所なら少し
古くても物に寄りますがお買取りりしてくれる所もあります。
家具を買い取ってくれると何が良いのかと申しますと
処分するごみを運ぶトラックの台数を部屋すことができるのです。

私の住む青森県内の取集運搬業者さんのなかでも収集運搬料が
まちまちでトラック1台チャーターして1~3万円の費用がかかります。
可燃ごみ用の運搬トラック1台、不燃ごみ用の運搬トラック1台
粗大ごみ運搬用トラック1台と最低3台は費用となる。
え~ごみの量が少なくても3台は必要なのか?とここで
疑問に思われる方もいるでしょうね。

ごみを受け入れる処分場の担当者によってはトラック1台に
積み合わせはダメだという所も少なくない為ちょっとの
ごみでも3台必要になるケースもしばしばありますので
ここは注意が必要です。

また、ここ数年処分場の処理費用の高騰もビックリします。
数年前前まではごみ1Kgが8円だった処分場が処分場の都合で
処理が困難となり一般の産業廃棄物処分場にて処理せざるえなくなり
1㎏8円で処分できていたごみが1㎏60円に跳ね上がる行政区も
現在あるのです。

今は、人件費同様にごみの処分費用もバカにはならない時代なのです。
人件費よりごみの処分費用の方が高いという現場も今までたくさん
ありましたよ。

なので、少しでも捨てる家財を減らすためにも価値は無いが
まだまだ使えるという家財道具を買い取ってもらえる業者さんに
ご実家を片付けてもらう必要があるのです。

また、この様なお客さんも最近は多いです。
細かな家財はご自身で片付け手に余る大きな家財を業者さんに
片づけてもらうというお客様も多いです。

これも非常に価値が無いがまだまだ使える家財道具を買い取る
私たちとしては非常にもったいないのです。
この様なおたくの家具はほとんど買い取れないケースが多く
片づける費用が通常の費用がかかってしまうケースがほとんどで
お話をお聞きするとすべて捨ててしまっているのでうす。
本当にもったいない話です。

実家を片付ける方にとっては価値はなくても流通ルートを
確保している業者側にすればわざわざお金をかけてお金になる
家財道具を捨てているとしか見えないのです。

ご自身でご実家を片付ける前に一度プロにご相談してみては
いががでしょうか?
私どものお客様で遠方より1年間かけてご実家を片付けに
訪れ片づけたが片付けきれず私どもに依頼した方達が沢山
いますがどの方達も口々に言われるのがもっと早く頼めば
良かったと言われます。

休んで交通費をかけ通いくたくたになり帰りまた休みに
来てま~あそれなりに楽しい事もあったがその費用を考えたら
もっと早く依頼していたらもっと安く済んだと言われる方も
多いのが現実です。

ご実家をしまうのは人それぞれ色々な考えがあり
ご実家をしまわれるのでしょうが悔いのないご実家の
しまい方が1番なのでどの様にご実家をしまった方が良いのかを
考えてみてください。


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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